タイで食中毒かも?と感じたら|下痢・腹痛・吐き気の対処と受診目安
「急にお腹が痛い…」「何度もトイレに行っているけど大丈夫?」「これって食中毒?それともただの下痢?」
タイで突然、下痢・腹痛・吐き気などの症状が出ると、不安になる方は少なくありません。
特に旅行中や出張中、明日飛行機に乗る予定がある場合などは、「病院に行くべきか」「薬局で様子を見るべきか」と迷うこともあるでしょう。
本記事では、受診が必要なサイン・今すぐできる対処法・薬局で対応できること・医療機関を受診すべきケースを、薬局スタッフの視点からわかりやすく解説します。
まずは落ち着いて、今の症状を整理していきましょう。
今すぐチェック|受診が必要なサイン
以下に当てはまる場合は、早めに医療機関を検討してください。
なお、ブレズクリニックでは日本語でのご相談・診察が可能です。

- 38.5℃以上の高熱が続く
- 血便がある
- 激しい腹痛で動けない
- 嘔吐が止まらず水分が取れない
- 尿が極端に少ない(脱水の可能性)
- お子様・高齢者・妊娠中・持病がある方
上記に当てはまらない場合は、薬局での対応が可能なケースも多くあります。
今すぐできる対処法(最優先はこれ)
下痢や腹痛、吐き気があるときは「何の薬を飲めばいいか」と考えがちですが、まず大切なのは基本的な体のケアです。
特に重要なのは、
①脱水を防ぐこと
②胃腸を無理に働かせないこと
です。
①水分補給を最優先に
食中毒で最も注意すべきなのは脱水です。
下痢や嘔吐が続くと、水分だけでなく電解質も失われ、だるさ・めまい・動悸・尿量減少などの症状につながることがあります。
特にタイのような高温環境では脱水が進みやすいため、症状が軽くても早めの水分補給を心がけましょう。

おすすめ:
- 経口補水液(ORS)
- ミネラルウォーター
- 電解質飲料(※砂糖過多は避ける)
※甘いジュースやミルクは、症状を悪化させることがあります。
② 食事は無理に取らない
吐き気がある間は無理に食べる必要はありません。

症状が落ち着いてきたら:
- おかゆ
- トースト
- バナナ
など、消化の良いものを少量ずつ再開しましょう。
薬局でできること(ブレズ薬局対応)
症状の程度を確認したうえで、以下のご案内が可能です。

- 腹痛止め
- 経口補水液(ORS)
- 吐き気止め
- 下痢止め(※自己判断での使用は避ける)
- 抗生物質(薬剤師判断)
下痢止めについて
感染性腸炎の場合、無理に止めると病原体が体内にとどまる可能性があります。
必ず薬剤師にご相談ください。
抗生物質について
タイでは、薬剤師の判断のもと抗生物質を薬局で購入できます。
ただし、すべての下痢に必要とは限りません。
症状や経過を確認したうえで、必要と判断された場合にご案内しております。
ブレズ薬局では日本語でご相談いただけます。
※2026年2月現在、日本語通訳常駐店舗:アソーク店・ソイ33/1漢方薬局
その他店舗も電話で通訳対応可能です。
こんな時はクリニックへ
軽い食中毒症状は数日以内に改善することもありますが、以下の場合は受診を検討しましょう。

- 24時間以上改善しない
- 飛行機移動が控えている
- 不安が強い
- お子様の症状
タイの医療機関では、
- 血液検査
- 便検査
- 点滴治療
などが受けられます。
なお、ブレズクリニックでは日本語でのご相談・診察が可能です。
なぜタイで食中毒が起こりやすい?
タイでは、日本と比べて食中毒が起こりやすい条件がそろっているといわれています。
① 高温多湿な気候
タイは一年を通して気温が高く、細菌が繁殖しやすい環境です。特に常温で長時間置かれた料理は、菌が増殖する可能性があります。
② 水・氷・生もの

タイでは、日本と同じように水道水をそのまま飲むことは基本的に推奨されていません。飲み水はペットボトル入りの水を選ぶことが安心です。
また、飲み物に入っている氷や、生野菜・カットフルーツなども注意が必要です。これらは洗浄や製氷の過程で使用された水が原因となり、体調不良につながることがあります。特に屋台や小規模店舗では衛生管理の状況が店舗ごとに異なるため、気になる場合は氷なしで注文する、よく加熱された料理を選ぶなどの工夫が有効です。
さらに、生肉や生の魚介類についても、衛生管理や保存状態によっては感染症のリスクが高まることがあります。体調管理の観点からは、十分に加熱された料理を選ぶことが望ましいとされています。
③屋台・ローカル食堂

タイの屋台料理やローカル食堂は、手軽に本場の味を楽しめる大きな魅力ですが、店舗によっては衛生管理の水準に差があることも事実です。
たとえば、調理場の衛生環境が十分でない場合、不衛生な水が使われていたり、衛生管理が徹底されていない手で調理が行われている可能性も否定できません。また、食材の保存状態にも注意が必要です。回転率があまり良くない屋台では、調理後の料理が長時間常温で置かれているケースもあります。
特に、疲労がたまっているときや胃腸が弱っているときは、こうした環境の影響を受けやすくなります。
体調に不安がある場合は、加熱直後の料理を選ぶ、人通りが多く回転の良い店舗を利用するなど、無理のない選択を心がけることが大切です
予防のポイント
タイでの食事を安心して楽しむためには、日頃からのちょっとした心がけが大切です。食中毒は完全に防げるものではありませんが、食べ物の選び方と衛生管理を意識するだけで、リスクを大きく下げることができます。
①安全な食事を選ぶ
まずは、口にするものに注意することが大切です。
・飲み水は、コンビニやスーパーなどで購入したペットボトル入りの水を選びましょう。
・氷が原因となることもあるため、氷入りの飲み物は清潔感のある店舗で購入するか、不安な場合は「氷なし」で注文するのも一つの方法です。
・生野菜やカットフルーツは、できるだけ皮をむけるものを選ぶと安心です。
・料理はしっかり加熱されたものを選び、できれば調理されたばかりのものを食べるようにしましょう。
②衛生管理を意識する
食事内容だけでなく、衛生面も重要なポイントです。
・体調がすぐれないときは、屋台よりも衛生環境が整ったレストランやコンビニを利用するほうが安心です。
・トイレの後は石けんで丁寧に手を洗いましょう。
・食事前には手洗いを徹底し、外出先ではアルコール消毒やウェットティッシュを活用することも有効です。

まとめ
タイでの食事は大きな楽しみのひとつですが、食中毒対策を知っているかどうかで安心感が大きく変わります。
予防を心がけ、万が一体調を崩した場合も慌てずに対応することが大切です。
ブレズ薬局では、症状やお薬に関するご相談を日本語で対応しています。
旅行中・在住中に「体調が悪い」と感じたら、無理せずお気軽にご相談ください。
・ブレズ薬局の店舗にて直接ご相談
※現在日本語通訳常駐店舗は「アソーク店」「ソイ33/1漢方薬局」でございます。その他店舗では、お電話にて日本語通訳サービスを行っております。
・ブレズ薬局公式LINEのお問い合わせ
※日本語によりご返信を行っております。お気軽にお問い合わせください。

監修:ブレズ薬局

本記事は、タイ・バンコクを中心に多数の店舗を展開する「ブレズ薬局」の監修のもと作成されています。ブレズ薬局では、日本語通訳スタッフが常駐するアソーク店およびソイ33/1店をはじめ、日本人のお客様が安心して医薬品を購入・相談できる環境を整えています。「言葉が通じる安心感」から、在住者・旅行者問わず10年以上にわたり多くの日本人の皆さまにご利用いただいております。
また、ブレズグループではアソークとプロンポンにクリニックも併設しており、日本語通訳スタッフが常駐する中、気軽に受診できる体制を整えています。健康やお薬に関するお悩みがある方は、薬局・クリニックの両面からサポートいたします。


