タイ生活と痛風リスク― 尿酸値が気になる方へタイハーブの選択肢
タイでの生活や旅行は、シーフードやビールなど食の楽しみが豊富です。その一方で、
「足の親指に違和感がある」「健康診断で尿酸値が高めと言われた」といったご相談も少なくありません。
タイは高温多湿な気候による脱水や、食生活・飲酒機会の変化などにより、尿酸値が上がりやすい環境ともいわれています。
本記事では、まず痛風の基本的な仕組みを整理し、タイ生活の中で意識したいポイント、そして軽い違和感の段階で考えられる体調管理の方法やタイハーブの選択肢について、わかりやすくご紹介します。
※関節の強い腫れや激しい痛みがある場合は、ハーブではなく医療機関での診察を優先してください。
痛風とは?まずは基本を整理
「なんとなく聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない」という方も多い痛風。まずは基本に立ち返り、どのような病気なのか、どんな症状が出るのか、そしてなぜ尿酸値が上がるのかを整理していきましょう。正しい理解が、予防や早期対応につながります。
痛風とは
痛風は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くことで発症する炎症性疾患です。
尿酸は体内でプリン体が分解される過程で生じる老廃物で、通常は尿として排泄されます。しかし、
- 尿酸が作られすぎる
- 尿酸の排泄がうまくいかない
といった状態が続くと、血中の尿酸濃度が高まり、関節内で結晶化します。この尿酸結晶が免疫反応を引き起こし、強い炎症を生じさせるのが痛風発作です。
主な症状
痛風発作は突然起こる強い関節痛が特徴です。
前触れなく、ある日突然発症することが多く、「昨日まで普通だったのに、朝起きたら歩けないほど痛い」というケースも少なくありません。

痛風発作では、以下のような症状がみられることがあります。
- 発熱を伴うこともある
- 足の親指の付け根の急な激痛
- 関節の腫れ・赤み
- 熱感(触れると熱い)
- 軽く触れるだけでも強く痛む
特に夜間から明け方にかけて発症することが多いとされています。
ただし初期段階では、「なんとなく違和感がある」「少し重たい感じがする」といった軽いサインの場合もあります。
なぜ尿酸値が上がるのか
尿酸値の上昇は、食事だけが原因ではありません。生活習慣や体質も関係します。
主な要因は以下です。
① プリン体の過剰摂取
魚介類、内臓類、アルコール(特にビール)などは尿酸値に影響を与えることがあります。
また、果糖を多く含む甘い飲料も尿酸値上昇に関連することが報告されています。
② 脱水
水分不足により尿量が減ると、尿酸が体外へ排泄されにくくなります。
タイのような高温環境では、汗による水分喪失が多いため注意が必要です。
③ 体質・遺伝的要因
尿酸の排泄能力には個人差があります。
食事量がそれほど多くなくても、尿酸値が上がりやすい体質の方もいます。
④ 肥満・運動不足
内臓脂肪の増加は尿酸代謝に影響を与えるとされています。
また、運動不足は代謝全体の低下につながる可能性があります。
尿酸値が高い状態が続いても、必ずしもすぐに発作が起こるわけではありません。しかし、無症状の高尿酸血症の段階から生活習慣を整えることが、発作予防につながると考えられています。
なぜタイで痛風リスクが高まりやすいのか
タイで生活していると、「日本では問題なかったのに、尿酸値が上がってきた」というご相談を受けることがあります。
その背景には、気候・食文化・生活環境の違いが関係している可能性があります。
もちろん痛風は一つの原因だけで起こるものではありませんが、タイ特有の環境が尿酸値に影響を与える条件を作りやすいことも考えられます。
ここでは、タイ生活の中で意識しておきたいポイントを整理します。
①高温多湿による脱水
タイは一年を通して気温が高く、湿度も高い気候です。日常生活の中で想像以上に汗をかき、知らないうちに水分不足になっていることがあります。
脱水状態になると尿量が減り、尿酸が体外へ排泄されにくくなることが知られています。その結果、血中尿酸値が上昇しやすくなる可能性があります。
特に注意したいのは、
- 屋外移動が多い日
- ゴルフや運動後
- アルコール摂取後
- 冷房環境で喉の渇きを感じにくい場合
などです。
「喉が渇いてから飲む」では遅いこともあり、意識的な水分補給が重要とされています。
②シーフードとアルコール
タイはシーフード料理が豊富で、エビ、カニ、貝類などを楽しむ機会が増えます。また、暑さもあり、氷入りのビールやアルコールを飲む機会も多くなりがちです。
魚介類や内臓類の一部にはプリン体が多く含まれており、プリン体は体内で分解されると尿酸になります。

さらにアルコールには、
- 尿酸の産生を促す作用
- 尿酸の排泄を抑制する作用
- 脱水を促進する作用
があるとされています。
そのため、「シーフード+アルコール+脱水」という条件が重なると、尿酸値が上昇しやすい環境になることがあります。
ただし、すべてを完全に避ける必要があるわけではなく、量と頻度を意識することが大切とされています。
③強い冷房との寒暖差
タイでは、電車や商業施設、オフィスなどの室内は冷房が強く効いている一方、屋外は高温という環境が日常的です。
こうした寒暖差のある生活は、自律神経や血流に影響を与えることがあります。
体が冷えることで末梢の血流が変化し、関節周囲の循環に影響を及ぼす可能性が指摘されることもあります。その結果、「なんとなく関節が重い」「違和感がある」と感じる方もいます。
ただし、寒暖差そのものが直接痛風の原因になるわけではありません。あくまで、
- 脱水
- 尿酸値の上昇
- 体調の変化
など複数の要因が重なったときの一要素として考えられます。
冷房対策として、羽織物を持ち歩く、足元を冷やしすぎないなどの工夫も、体調管理の一環として役立つことがあります。
ブレズ漢方薬局で取り扱うタイハーブ製品
尿酸値が気になる段階では、まずは水分摂取の見直しや食生活の改善など、生活習慣を整えることが基本となります。
そのうえで、体調管理の一環として、補助的なサポートを求めてタイハーブを選択される方もいらっしゃいます。ただし、強い痛みや炎症がある場合には、ハーブに頼るのではなく、医療機関での評価を優先することが大切です。
※以下はブレズ漢方薬局監修・取扱商品です。
※医薬品ではなく、健康補助としての位置づけです。
アバイブーベ Compound Thao Wan Priang(タオワンプリアン)70カプセル

タオワンプリアン(เถาวัลย์เปรียง)は、タイ伝統医療で古くから用いられてきたハーブです。主に炎症や痛みの緩和を目的に使用されており、筋肉痛や関節の違和感がある際のサポートとして取り入れられることがあります。
研究報告では、変形性膝関節症や腰痛に対して、一般的な抗炎症薬と比較検討された例もあり、痛みに対する補助的な選択肢として注目されています。
痛風の場合も、関節の炎症や痛みが軽度である段階では、日常的なサポートの一つとして検討されることがあります。
ただし、強い炎症や急性発作時の代替となるものではありません。
アバイブーベ Rang Chuet(ラングチュエット)70カプセル

ラングチュエット(รางจืด)は、タイ伝統医療で「解毒ハーブ」として広く知られている植物です。体内のほてり(内熱)やのどの渇き、発熱時の体調サポートなどを目的に用いられてきました。また、めまい・吐き気・発疹やかゆみなど、いわゆる“毒”による不調の緩和を目的として活用されることがあります。
伝統的には、二日酔い時の体調管理や、アルコールによる肝機能への負担軽減の補助、抗炎症・解熱目的などで使用されてきました。アルコール摂取が多い方の体調管理として選ばれることもあり、Compound Thao Wan Priangとの併用も可能です。
体内に蓄積した不要物の排出を促すとされ、排尿をサポートする働きや、筋肉の違和感をやわらげる目的で取り入れられることもあります。
ただし、医薬品の代替となるものではありません。
アバイブーベ製品のほかにも、ソイ33/1漢方薬局では、タイハーブ由来の成分を使用し、尿酸値が気になる方の体調管理を目的として用いられるお薬の取り扱いもございます。
それぞれ体質や現在の健康状態によって適した内容は異なりますので、ご興味のある方は、どうぞお気軽に漢方医へご相談ください。
※体調や症状によっては医療機関での診察が必要な場合もございます。気になる症状がある場合は、自己判断せず専門医にご相談ください。
受診を優先すべきケース
以下の場合は、ハーブではなく医療機関での診察を優先してください。
- 関節が赤く腫れて強い痛みがある
- 歩行が困難
- 発熱を伴う
- 尿酸値が著しく高いと指摘されている
- 持病(腎疾患など)がある
ブレズクリニックでは、日本語通訳がおりますので、日本語にて医師の診察が可能です。
まとめ
痛風は、尿酸値の上昇によって関節に炎症が起こる疾患です。
タイは、脱水・食生活の変化・アルコール摂取の増加などが重なりやすく、尿酸値が上がりやすい環境といえます。
違和感が軽いうちであれば、
- こまめな水分補給
- 食事や飲酒量の見直し
- 必要に応じたタイハーブによる体調サポート
といった方法を検討することができます。
ただし、強い腫れ・激痛・発熱を伴う場合は、速やかに医療機関での診察を受けることが重要です。
ブレズ漢方薬局では、日本語でのご相談が可能です。症状の程度や生活状況に合わせて、無理のない体調管理の方法を一緒に考えていきましょう。
・ブレズ薬局の店舗にて直接ご相談
※現在日本語通訳常駐店舗は「アソーク店」「ソイ33/1漢方薬局」でございます。その他店舗では、お電話にて日本語通訳サービスを行っております。
・ブレズ薬局公式LINEのお問い合わせ
※日本語によりご返信を行っております。お気軽にお問い合わせください。

監修:ブレズ薬局

本記事は、タイ・バンコクを中心に多数の店舗を展開する「ブレズ薬局」の監修のもと作成されています。ブレズ薬局では、日本語通訳スタッフが常駐するアソーク店およびソイ33/1店をはじめ、日本人のお客様が安心して医薬品を購入・相談できる環境を整えています。「言葉が通じる安心感」から、在住者・旅行者問わず10年以上にわたり多くの日本人の皆さまにご利用いただいております。
また、ブレズグループではアソークとプロンポンにクリニックも併設しており、日本語通訳スタッフが常駐する中、気軽に受診できる体制を整えています。健康やお薬に関するお悩みがある方は、薬局・クリニックの両面からサポートいたします。


